全解説!YouTubeを見れなくする方法(Mac/Windows/iOS/Android)

鈴木楓
更新日 2023年11月13日 Preview 6.7K Preview 0
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ついつい1日中に見てしまうYouTube。

いったん始めると止められなくなるYouTube。

「ダメだ、もう寝なきゃ!」と思いつつも、結局夜更かしして見てしまうYouTube。

この記事では、Mac/Windowsパソコンや、iPhone、AndroidスマホでYouTubeを見れなくする方法を紹介したいと思います。方法が多いですので、サイドバーの「方法まとめ」で適当に読み飛ばしてください。

 

Cisdem AppCryptでYouTubeを見れなくする方法

Cisdem AppCryptは、サイトをブロックしたり、アプリをロックしたりすることができるソフトで、MacとWindowsパソコンで利用できます。Mac版とWindows版の使い方に違いがありますので、ここではMac版とWindows版を分けて紹介します。

Mac版の場合

1. Cisdem AppCryptをダウンロード、インストールし、起動します。
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2. 初回起動時に、パスワードを設定する必要があります。このパスワードは、Cisdemのメイン画面を開いたり、ロックしたアプリのロックを解除したりするために使いますので、ぜひ忘れないでください。

必要に応じて「システム起動時に実行する」にチェックを入れるか、チェックを外すことができます。そして下の警告を読んで、「私はこの警告を読んで...」にチェックを入れて、「確定」をクリックします。

3. すると上部のメニューバーに錠のアイコンが表示されます。そのアイコンをクリックして、「メイン画面を表示」をクリックします。

4. パスワードの入力画面が表示されます。他人による設定の変更やアプリの不正終了/アンインストールを防止するため、Cisdemのメイン画面を表示するにはパスワードが必要です。先ほど設定したパスワードを入力して、「OK」をクリックします。

5. ブラウザをロックすることも、YouTubeサイトをブロックすることも、YouTubeを見れなくすることができます。まずはブラウザをロックする方法を紹介しましょう。「アプリロック」画面に入り、直接アプリケーションフォルダからChromeなどのブラウザをAppCryptメイン画面にドラッグ&ドロップすれば追加できます。あるいは、「+」ボタンを押して、アプリを追加することもできます。

注意:他人によるAppCryptの不正終了を防止するように、「システム環境設定」、「アクティビティモニタ」、「ターミナル」の3つのアプリは既定でロックリストに追加されています。ロックしたくない場合はそのアプリを選択して、右上隅の赤いマイナスボタンをクリックして削除します。

6. そしてサイトをブロックする方法です。「ウェブブロック」リストに切り替えます。URlとキーワードでサイトをブロックできますので、URL欄にキーワード「youtube」またはURL「youtube.com」を入力し、「追加」をクリックします。

7. 右上隅の「スケジュール」をクリックして、アプリロックとサイトブロックの時間帯と曜日を設定します。例えば、スケジュールを週日の朝8時から夜8時までに設定します。こうすればこの時間帯にリストにあるサイトはブロックされ、アプリを起動するにもパスワードが必要となります。つまり、YouTubeは見れなくなります。

8. サイトを選択して、左の時計アイコンをクリックして、「カスタムスケジュール」を有効にすれば、そのアプリに独自のスケジュール(例えば下記の「https://youtube.com スケジュール」)を作成できます。サイトも同じです。アプリを選択して左上隅の時計アイコンをクリックすれば設定できます。

Windows版の場合

Cisdem AppCryptのWindows版は最近開発したもので、まだ日本語化ができていませんが、画面がシンプルなため英語でも簡単に利用できます。また、Windowsパソコンでサイトをブロックするにはブラウザの拡張機能を使う必要があります。それが嫌な方は注意してください。

では、Cisdem AppCrypt Windows版でYouTubeを見れなくする方法を紹介します。

1. まずはCisdem AppCrypt Windows版をダウンロード、インストールし、起動します。

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2. 初回起動時にパスワードを設定する必要があります。「Password」欄にパスワードを入力し、「Repeat」欄にもう一度入力してください。

必要に応じて「Launch at System Startup(システム起動時に実行する)」にチェックを入れます。

そして「パスワードを絶対にお忘れないでください」との警告の下に「I have read and I understand this warning(私はこの警告を読んで内容を理解しました)」にチェックを入れて、「Submit」をクリックします。

3. すると右下隅にAppCryptのアイコンが表示されます。そのアイコンを左クリックします。あるいは、右クリックして、「Open Main Windows(メイン画面を表示)」をクリックします。

4. パスワードの入力画面が表示されます。他人による設定の変更やアプリの不正終了/アンインストールを防止するため、Cisdemのメイン画面を表示するにはパスワードが必要です。先ほど設定したパスワードを入力して、「OK」をクリックします。

5. そしてAppCryptのアプリロック画面に入ります。アプリのショットカットや、ink/exeファイルを画面にドラッグ&ドロップすれば追加できます。あるいは、「+」ボタンで追加します。YouTubeを見れなくするには、EdgeやChromeなど、ブラウザを全部追加するのがおすすめです。また、ブラウザだけではなく、ほかのアプリも追加できます。

6. あるいは、「Web Block」タブに入ります。自動的に拡張機能のインストール状況を確認し、ヒントが表示されます。CisdemはChrome、Edge、Firefox、Opera、Braveでサイトをブロックできます。自分が利用しているブラウザに応じて、後ろの「Install」をクリックします。ここでは、Chromeを例に紹介します。他のブラウザを利用している方は、こちらのユーザガイドをご参考ください

7. 「Install」をクリックすると、ブラウザが起動し、Chromeウェブストアに入ります。「拡張機能を追加」をクリックして、拡張機能をインストールします。

8. 拡張機能を有効のままにしてください。そしてCisdem AppCryptメイン画面に戻ります。URL欄に「youtube.com」またはキーワード「youtube」を入力して、「Add(追加)」をクリックします。「Import」で一気に複数のサイトを追加できます。

9. 右上隅の「Schedule(スケジュール)」をクリックして、アプリロックとサイトブロックの時間帯と曜日を設定します。こうすればこの時間帯にリストにあるサイトはブロックされ、アプリを起動するにもパスワードが必要になります。つまり、YouTubeは見れなくなります。

10. サイトを選択して、左の時計アイコンをクリックして、「Custom Schedule(カスタムスケジュール)」を有効にすれば、そのアプリに独自のスケジュール(例えば下記の「youtube.com schedule」)を作成できます。サイトも同じです。アプリを選択して左上隅の時計アイコンをクリックすれば設定できます。

 

Windows標準機能/タスクスケジューラでパソコンを定時でシャットダウンする

Windowsに標準搭載しているタスクスケジューラを使えば、定時にパソコンを自動シャットダウンできます。例えば夜22時になったらパソコンをシャットダウンすれば、もう一度起動しない限り、パソコンは利用できなくなり、YouTubeももちろん見れなくなります。ただし、またパソコンを起動して使用し始める方にとってはこの方法は効果がありません。

  1. 「スタートボタン」>「すべてのアプリ」で「Windowsツール」を見つけ、開きます。
  2. 「タスクスケジューラ」をダブルクリックして起動します。
  3. 右で「タスクの作成」をクリックします。
  4. タスク作成画面に入ります。まずはタスクの名前と説明を入力して、「次へ」をクリックします。説明は入れなくてもOKです。
  5. タスクを始める曜日を設定します。毎日自動的にシャットダウンを行いたい場合は、「毎日」を選択します。土曜日とか自動的にシャットダウンしたくない場合は、「毎週」を選択します。ここでは、毎週を例に紹介します。
  6. 時間と曜日を選択して、「次へ」をクリックします。
  7. 「プログラムの開始」を選択して、「次へ」をクリックします。
  8. 「プログラム/スクリプト」欄に「shutdown」を入力して、「引数の追加」欄に「/s /f」を入力します。そして「次へ」をクリックします。
  9. タスクの内容を確認し、問題なければ「完了」をクリックします。これで自動シャットダウンタスクを作成できました。
  10. メイン画面に戻ります。左で「タスクスケジューラライブラリ」をクリックします。そして中のカラムにすべてのタスクが表示されます。一番最後にスクロールすれば、先ほど作成したタスクが表示されます。自動シャットダウンをキャンセルしたい場合は、そのタスクを右クリックして、「無効」または「削除」を選択してください。
  11. 自動シャットダウンする時間になると、「Windowsを1分以内にシャットダウンします」とのメッセージが表示され、1分後に自動シャットダウンします。

 

WindowsのhostsファイルでYouTubeを見れなくする

パソコンごとに使えなくすることは必要ない、YouTubeだけを使えなくしたい、という方は、hostsファイルを使ってみましょう。ただし、hostsファイルはWindowsにとって大切なファイルですので、パソコンに詳しくない方にはあまりオススメしません。

  1. メモ帳を見つけて、右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。
  2. メモ帳のメイン画面が表示されます。「ファイル」>「開く」をクリックして、「Cドライブ」>「Windows」>「System32」>「drivers」>「etc」フォルダでhostsファイルを見つけて、開きます。hostsファイルが表示されない場合は、右下のフィルタで表示するファイル形式を「すべてのファイル」に切り替えてください。
  3. hostsファイルが開きます。一番下の行に、「127.0.0.1 www.youtube.com」を入力します。そして「ファイル」>「上書き保存」をクリックします。こうすればYouTubeを見ようとしてもサイトを開くことができなくなります。

注意1:管理者アカウントでサインインしていない場合はhostsファイルを編集できませんのでご注意ください。

注意2:間違えて内容を削除したり入力したりして、hostsファイルを壊すと大変ですので、そんなことにならないように、まずは元のhostsファイルをバックアップするのもおすすめです。

また、この方法ではYouTubeが見れない時間帯とかを設定することができません。hostsファイルをメモ帳で開き、「127.0.0.1 www.youtube.com」を削除しないといつまでもYouTubeが見れなくなります。

 

MacのスクリーンタイムでYouTubeを見れなくする方法

Macに「スクリーンタイム」という機能が標準搭載されていますので、Macユーザの場合は簡単にYouTubeを見れなくすることができます。それだけではなく、成人向けサイトも、アプリ使用制限も、Appストアでの課金など、全面的に管理できます。

  1. システム環境設定を開きます。「スクリーンタイム」機能を見つけ、クリックして入ります。初めてスクリーンタイムを使用する場合、まずは機能を有効にする必要があります。
  2. 「コンテンツとプライバシー」に入り、この機能を有効にします。そして、「コンテンツ制限」に入ります。
  3. 「Webコンテンツへのアクセス」の右の「無制限アクセス」を「成人向けWebサイトを制限」に設定します。
  4. 「カスタマイズ」ボタンをクリックします。「許可」リストと「制限あり」リストが表示されます。制限ありリストの下の「+」ボタンをクリックして、「www.youtube.com」を追加します。これでYouTubeを見れなくすることができました。
    また、成人向けサイトと判定されたサイトも一緒にブロックされますので、そのサイトに入りたい場合は、それを許可リストに追加してください。
  5. 「スクリーンタイム」のメイン画面の下で、「スクリーンタイムパスコードを使用」項目があります。これを有効にすれば、パスワードを設定し、他人による設定変更を防止できます。
  6. また、「App使用時間の制限」タブで、Google ChromeやSafariなどのブラウザの使用時間を制限すれば、ブラウザを一定時間使用すると開けなくなり、もちろんYouTubeも見れなくなります。「休止時間」を設定すれば、決めた時間帯や曜日で許可されたアプリ以外のすべてのアプリが使えなくなります。

 

MacのhostsファイルでYouTubeを見れなくする方法

Macパソコンにもhostsファイルがあります。Windowsパソコンと同じく、hostsファイルを使えばYouTubeを見れなくすることができます。ただし、そのやり方はWindowsより難しいですので、下記の手順に沿って気をつけながら行ってください。

  1. ターミナルアプリを起動します。ターミナルアプリはどこにあるのかわからない場合は、「Finder」>「アプリケーション」>「ユーティリティ」フォルダで探してください。
  2. 「sudo vi /private/etc/hosts」を入力して、Enterキーを押します。するとパスワードを要求されます。パスワードを入力し、Enterキーを押します。
  3. キーボードで「i」キーを押します。すると一番下に「INSERT」が表示されます。
  4. ここでキーボードの「↓」と「→」を押して、一番下の行の一番右に移動します。そして「Enter」キーを押して新しい行に入り、「127.0.0.1(Tabキー)www.youtube.com」を入力します。
  5. キーボードで「Esc」キーを押します。下の「INSERT」は消えます。
  6. 「:wq」を入力して、「Enter」キーを押せばOKです。これでYouTubeを見れなくすることができました。

注意:hostsファイルは大切なファイルですので、ぜひ慎重に扱ってください。

 

ブラウザでYouTubeを見れなくする方法(Google Chromeなど)

一つや二つのブラウザしか利用していない方の場合、ブラウザの拡張機能を使うのもおすすめです。簡単で便利、ソフトのインストールも不要です。Google Chromeも、Safariも、Edgeも、Firefoxも、有名なブラウザなら全部拡張機能を利用することができます。各ブラウザの拡張機能ストアで「site block」などを検索すればたくさん出てくるはずです。そしてレビューなどを見てどれのほうが使いやすいのかを確認し、無料できちんと機能するのを選べばOKです。

ここでは、Google Chromeの拡張機能を例にその使い方を紹介します。

  1. まずはGoogleウェブストアに入ります。検索ボックスに「BlockSite」、「SiteBlock」などのキーワードを入力して、拡張機能を検索します。
  2. いろんな拡張機能が表示されます。ユーザ数が多いのを選びましょう。例えば下記の拡張機能を選びます。「Chromeに追加」をクリックします。
  3. 「拡張機能を追加」をクリックします。
  4. URL欄の右に拡張機能のアイコンがあります。クリックすれば、先ほど追加した拡張機能がそこに表示されます。その右の縦の三点アイコン>「オプション」をクリックします。
  5. これで設定画面に入ります。英語だらけですが、ただYouTubeを見れなくするだけならば操作は簡単です。「Add a Rule」項目の下のテキストボックスにYouTubeサイトを入力し、「Add」をクリックします。
  6. 必要に応じて、「Schedule Unblocking」項目で、ブロックを解除する時間帯を設定します。設定しなければ、YouTubeは1日中ブロックされます。
  7. 最後に一番下にスクロールします。「Save Options」をクリックして、先ほどの変更を保存します。保存しなければブロックは有効になりませんのでぜひ注意してください。
  8. これでYouTubeは見れなくなりました。

 

iPhoneでYouTubeを見れなくする方法

iPhoneにも、Macと同じくスクリーンタイム機能が標準搭載されています。スクリーンタイムを使えば、簡単にYouTubeアプリを使えなくしたり、YouTubeサイトを見れなくしたりできます。

  1. iPhoneの「設定」で「スクリーンタイム」を見つけ、入ります。初めて利用する場合は、まずは「スクリーンタイムをオンにする」をタップします。
  2. 「続ける」をタップします。そしてこれは自分用のiPhoneなのか、子供用のiPhoneなのかを選択します。ここで休止時間などの設定を要求された場合は「あとで行う」をタップしましょう。
  3. 必要に応じて「スクリーンタイムパスコードを使用」をタップし、パスワードを設定します。
  4. YouTubeアプリを見れなくするには、2つの方法があります。一つは、休止時間を設定し、休止時間になると許可されたアプリ以外のすべてのアプリを利用できなくする方法で、もう一つは、「App使用時間の制限」でYouTubeアプリの使用時間を設定する方法です。
  5. まずは休止時間の設定方法を紹介します。「休止時間」項目をタップし、入ります。
  6. 休止時間をオンにし、休止時間機能を有効にします。スケジュールで休止時間を設定します。毎日に設定するか、曜日別に設定することができます。
  7. 休止時間に使用を許可するアプリを追加したい場合は、「スクリーンタイム」のメイン画面の「常に許可」項目で設定してください。
  8. そして「App使用時間の制限」機能でYouTubeアプリを使えなくする方法を紹介します。「スクリーンタイム」>「App使用時間の制限」に入ります。
  9. この機能を有効にして、「制限を追加」をタップします。
  10. 「Appを選択」画面で、YouTubeアプリを選択し、「次へ」をタップします。
  11. YouTubeアプリが1日中どのくらい利用できるかを設定し、「追加」をタップすればOKです。

これでYouTubeアプリを使えなくすることができました。続いてはYouTubeサイトをブロックしましょう。

  1. 「スクリーンタイム」>「コンテンツとプライバシーの制限」に入ります。
  2. 「コンテンツ制限」>「Webコンテンツ」に入って、「成人向けWebサイトを制限」を選択し、「常に許可しない」で「Webサイトを追加」をタップして、www.youtube.comを追加すれば、YouTubeサイトを見れなくすることができます。

 

AndroidスマホでYouTubeを見れなくする方法

Androidスマホの場合、サードパーティ製ソフトを利用するのがおすすめです。ここでは、「Block Site」というアプリを紹介します。アプリストアで「BlockSite」などのキーワードで検索すれば類似のアプリがたくさん出てきますので、必要に応じてインストールし使用すればOKです。

  1. Block Siteをインストールし起動します。
  2. 右下隅の「+」をタップし、ブロックするウェブサイト(YouTube)を追加します。
  3. 右上のチェックボタンをタップして変更を保存すればYouTubeを見れなくすることができました。

 

まとめ

Mac、Windowsパソコン、iPhone、AndroidスマホなどでYouTubeを見れなくする方法は以上になります。MacとiPhoneの場合、直接標準機能を利用すればOKですが、WindowsとAndroidスマホの場合、やはりサードパーティ製ソフトを利用した方がいいかもしれません。パソコンでもっと全面的かつ便利にYouTube時間を管理したい場合は、Cisdem AppCryptが一番おすすめです。

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鈴木楓

本を読み、自分の感想を記録するのは鈴木の趣味です。そのため、Cisdemの編集者になるのは彼女に向いています。PDFの編集・変換方法についての文章を書くことに没頭しています。

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