無劣化でMKVをMP4に変換する方法（MacとWindows）

MKVは、Matroska Videoの略称で、1つのファイルに動画、音声、字幕データを格納でき、高画質で動画を再生できるフォーマットの1つです。

そしてMP4は、もっとも汎用性の高い動画フォーマットの1つで、ほぼ全てのデバイスで再生できます。

MKV形式のメリットが多いですが、そのファイルサイズは比較的に大きく、再生できるデバイスも少ないですので、それをMP4形式に変換したい方がいます。

この記事では、MacまたはWindowsパソコンでMKVをMP4に変換する方法を紹介します。

 Cisdem Video Converter

超簡単に複数のMKVを一括でMP4に変換する

• MKV、MOV、MP4、MP3、M4A、WMVなど、ほぼ全ての一般的な動画/音声形式に対応し、形式変換を行う
• 一括で複数の動画/音声を変換できる
• 出力品質、コーデック、解像度、フレームレートなど、詳細設定を変更できる
• トリミング、クロップ、回転、反転、字幕追加、エフェクト追加、透かし追加、音量調整など編集機能搭載
• 複数の動画/音楽を1つのファイルに結合する
• 市販DVD、自作DVDをリッピングする
• DVDから音声を抽出する
• YouTubeなど動画共有サイトから動画/音楽をダウンロードする
• macOS 10.12及びそれ以降、Windows 11/10/8/7に対応
• 初心者でもお手軽に利用できる

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無劣化でMKVをMP4に変換するベストソフト

Cisdem Video Converterは、動画/音声形式変換、動画ダウンロード、DVDリッピングなどのことができるソフトで、一括で複数のMKVをMP4に変換できます。また、動画編集や結合などもできますので、編集する必要のある方にオススメです。

1. Cisdem Video Converterをダウンロード、インストールし、起動します。

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2. 既定で形式変換タブに入ります。変換したいMKVファイルをメイン画面にドロップして追加します。

3. 左下隅の「Convert all tasks to」で出力形式をMP4に設定します。高画質の動画を出力したい場合は、「MP4 HD Video」を選択します。

その右にある歯車ボタンをクリックすれば詳細設定を変更できます。

4. 動画右上の編集ボタンをクリックすれば動画を編集できます。編集完了後、「Save」をクリックして変更を保存します。

5. メイン画面に戻ります。右下隅の変換ボタンをクリックして変換を開始します。変換ボタンの左にあるMerge機能を有効にすれば全てのMKVファイルを1つのMP4に結合できます。

6. 変換完了後、チェックボタンを押して保存フォルダを開きます。

Windows標準搭載アプリでMKVをMP4に変換する

Windowsユーザーの場合、直接標準搭載のアプリで動画形式を変換できます。サードパーティ製ソフトをインストール必要がありません。Windows 10とWindows 11でのやり方は少し違いますので、両方ともに紹介します。

Windows 10の場合

Windows 10のフォトアプリには、トリミングやテキスト追加などの編集機能が搭載されていて、MKV動画を編集できます。そして編集された動画は、MP4形式に変換されます。よってフォトアプリの編集機能を利用すれば、簡単にMKVをMP4に変換できます。

ただ編集画面に入り、何もせずに出力すれば動画をMP4形式に変換できますので、編集したくない人にも向いています。

1. MKVファイルを右クリックして、フォトで開きます。
   
2. 「テキスト入りビデオの作成」をクリックします。
   
3. 出力する動画のファイル名を設定して、「OK」をクリックします。
   
4. 編集したくない場合は直接「ビデオの完了」をクリックします。編集したい場合は必要に応じて編集を行います。
   
5. 出力する画質などを設定して、「エクスポート」をクリックします。
   
6. 保存場所とファイル名を設定します。ファイルの種類は自動的にMP4になっています。「エクスポート」をクリックすればMKVをMP4に変換できます。
   

Windows 11の場合

Windows 11の場合、残念ながらバージョンアップ後のフォトアプリには「テキスト入りビデオの作成」機能がなくなってしまいました。MKVをMP4に変換するには、もう一つの編集機能「トリミング」を利用するしかありません。また、編集ぜずに直接エクスポートすることもできなくなりましたので、嫌でも少しだけトリミングを行う必要があります。

1. MKVファイルをフォトで開きます。
   
2. 「ビデオのトリミング」をクリックします。
   
3. 少しだけトリミングを行わないとエクスポートできません。ここで0.14秒をカットして、「コピーとして保存」をクリックします。
   
4. 出力形式をMP4と設定して保存します。
   

トリミングしたくない場合は、以前のバージョンのフォトアプリをインストールしましょう。

1. フォトアプリを起動し、設定画面に入ります。
   
2. 「フォト レガシの取得」をクリックします。
   
3. Microsoftストアで以前のバージョンのフォトアプリをインストールして、上記のWindows 10で紹介した手順に沿ってMKVをMP4に変換すればOKです。
   

すーぱー連続動画変換でMKVをMP4に変換する

すーぱー連続動画変換は無料で利用できる動画形式変換ソフトで、インストール不要で利用できます。シンプルでわかりやすいUIを持ち、動画から音声のみを抽出することもできます。

1. Vectorからソフトをダウンロードします。
2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍して、「SuperConv.exe」というファイルをダブルクリックします。
3. ソフトのメイン画面が表示されます。インストールは不要です。出力形式を「WALKMAN」>「MP4 高」に設定して、保存先フォルダも選択します。
4. 形式変換したいMKVファイルを全て選択して、メイン画面にドラッグ&ドロップすれば自動的に変換が始まります。

Moo0 動画変換器でMKVをMP4に変換する

Moo0 動画変換器もシンプルで動画形式変換機能しかないソフトです。軽量で使い方も簡単です。

1. https://jpn.moo0.com/?top=https://jpn.moo0.com/software/VideoConverter/からソフトをダウンロードしてインストールします。インストールする際に他のソフトを勧めてきますので、他のソフトをインストールしたくない場合はチェックを外してください。
   
2. ソフトを起動します。変換先タイプをMP4に設定し、MKVをメイン画面にドラッグ&ドロップすれば変換が始まります。
   
3. 出力品質を変更したい場合は「詳細オプション」をクリックします。
   

VLCでMKVをMP4に変換する

VLCは多くの方々に愛用されているメディアプレーヤーです。メディアプレヤーとして少し重いと感じる人もいますが、サポートする形式が多く、動画形式変換もDVDリッピングもできる上、無料で利用できますので、定番ソフトと言えるかもしれません。

1. VLCを起動し、「メディア」>「変換/保存」をクリックします。
   
2. MKVファイルを追加して、「変換/保存」をクリックします。一気に複数のファイルを追加できます。（Macの場合は、一度に1つのファイルしか変換できません。）
   
3. 「プロファイル」のところで出力形式を「Video - H.264 + MP3（MP4）」に設定して、「出力ファイル」のところで「参照」をクリックし、出力ファイルの保存場所とファイル名を設定します。
   
4. 最後に「開始」ボタンをクリックすればMKVをMP4に変換できます。

HandBrakeでMKVをMP4に変換する

HandBrakeはDVDリッピングソフトとして有名ですが、実際動画形式変換機能もあります。その出力形式は少ないとは言え、MKVをMP4に変換するならば問題なくできます。

1. HandBrakeをダウンロードし、インストールします。
   
2. ソフトを起動します。以下のメッセージが表示された場合、「はい」をクリックして「.NET Desktop Runtime」をインストールしてください。
   
3. メイン画面が表示されます。ドラッグ&ドロップでMKVファイルをソフトに追加します。
   
4. 出力形式は既定でMP4になっています。そして下のところでファイル名と保存場所を設定して、上の「エンコード開始」ボタンをクリックすればOKです。
   

オンラインでMKVをMP4に変換する

オンラインで無料でMKVをMP4に変換できるサイトもたくさんあります。その操作手順は基本同じですので、ここでは1つのサイトを例に紹介します。

オンラインサイトはソフトをインストールする必要がなく便利ですが、通常一度に変換できるファイルの数や、最大ファイルサイズが制限されています。また、MKVには高品質の動画がほとんどですので、サイズの大きいファイルが多く、オンラインで変換するにはファイルをアップロードしたりダウンロードしたりする必要があり、時間がかかります。

1. https://mkv.to/mp4/?lang=jaにアクセスします。
2. 変換したいMKVファイルを追加します。複数の動画を一括変換できますが、一度に1つのファイルしか追加できませんので、複数回追加する必要があります。
   
3. ダウンロードボタンを押して変換後のMP4ファイルをダウンロードします。
   

まとめ

MKVに対応できるデバイスやソフトがMOVやMP4に比べて割と少なく、特にMacユーザーの場合、標準搭載アプリで変換するのは難しいです。課金したくない場合は、VLCやHandBrakeのようなフリーソフトで変換しましょう。動画を編集したり、結合したりしたく、そして一括で複数のMKVファイルをMP4に変換したい場合は、専門の形式変換ソフトを利用するのがオススメです。